2018年 4月 の投稿一覧

【和訳】マリオットプログラム統合に関するインタビュー記事

日本時間4月12日に発表されたマリオット・リッツカールトン・SPGのリワードプログラム統合に関して、BoardingAreaというサイトのFrequentMilerというカテゴリに発表会場でマリオットリワードの副社長にインタビューした記事があったので超適当な和訳をしてみました。

元記事はこちらです。

My take on Marriott’s big announcement

以下上記記事の超適当意訳込みの和訳になります。

総評

良い点

  • 朝食サービスがマリオットリゾートとコートヤードに適用された。SPGは継続
  • SPGの最上位ホテルが新プログラムでは格下にマッチされた。もしもSt.Regisに宿泊しようとしていて8/1までまてるなら待った方がいい。

悪い点

  • 現在SPGカードは1ドルで1ポイント(=3マリオットポイント)なのに、8/1以降は2マリオットポイントになる。
    (訳注:これはアメリカのカードのことで日本のSPG AMEXでは従来通り100円で3ポイント)
  • マリオットの最上位カテゴリのホテルはさらに高額になる。一部のカテゴリも高額になる。
    (訳注:ポイントで宿泊した場合)
  • リッツカールトンは依然として朝食やラウンジアクセスがエリート資格によって付与されない。これはリッツカールトンよりも高級なSPGのトップカテゴリのホテルが朝食を提供しているのに奇妙な話だ。

マリオット副社長からの答え

ニューヨークシティーのイベントでマリオットリワード副社長のBob Behrensとの会話

ポイント使用

Q:マリオットとSPGはポイントである条件のもと部屋のアップグレードができる。これは新プログラムでも継続されるか?

A:YES

 

Q:新プログラムは4泊ポイント宿泊で5泊目無料は継続されるか?

A:YES

 

Q:現在、SPGのポイント宿泊は35,000ポイントとなる。これは新プログラムではどうなるのか?
(訳注:新プログラムでは最高カテゴリーかつピーク時でも110,000ポイントのため、現在35,000スターポイントのホテルはどうなるのかという質問)

A:それらの高級ブランドを含むすべてのブランドはカテゴリー1から8にマッピングされる。(2018年中は1-7)
それら高級ブランドは一覧から外れることはない。

 

エリートステータス

Q:マリオットリワードの宿泊数とSPGの宿泊数はエリートレベル決定のための数として加算されるのか?
A:YES

 

Q:マリオットリワードの宿泊歴とSPGの宿泊歴はライフタイムエリートレベル決定のための数として加算されるのか?
A:YES

 

Q:新プログラムではライフタイムエリートステータスは継続年数が必要となる。それはマリオットとSPGの通算になるのか?
A:YES。マリオットではゴールド以上、SPGではプラチナの年数が集計の対象となる。同じ年に両方のステータスを保持していた場合は両方加算される。

 

Q:アメックスプラチナカードは新プログラムではどのエリートステータスになるか?
A:ゴールドステータス。ただ、もしも8/1以前にゴールドステータスだった場合には8/1にはプラチナステータスになる。
(著者注:もしもBobが言っていることが正しければ、アメックスプラチナカードホルダーは8/1までにSPGゴールドステータスを取得してマリオットとSPGアカウントをリンクさせれば2019年にエリートステータスがリセットされるまでは朝食無料が継続される。)

(訳注:SPGアメックスも同様となる可能性があります)

 

Q:リッツカールトンカードで1万ドルまたは7万5000ドル使った人は何のステータスになるか?
(訳注:日本にはないカードのこと)
A:特典として獲得できる宿泊数に応じて変わる。1万ドルの場合は8/1以降は新マリオットプラチナ、7万5千ドルの場合はプラチナプレミアになる。

 

無料宿泊特典とトラベルパッケージ

Q:マリオット無料宿泊特典はSPGブランドのホテルで使えるか?SPG無料宿泊特典はマリオットブランドで使えるか?
A:YES

 

Q:もしもカテゴリー7に7泊宿泊する特典を持っている場合は新カテゴリー7に宿泊できるのか?
(訳注:元文の誤記?” If we have a 7 night category 7 stay certificate”)
A:YES。まだ詳細なマッピングは確定されていない。しかし、必要ポイント数に応じてマッピングを行っている。
たとえば、現在のプログラムでカテゴリー7のホテルは一泊35,000ポイント必要だ。8月からはカテゴリー5のホテルが35,000ポイントになる。そのため、カテゴリー7の特典は新プログラムではカテゴリー5の特典となる。
(著者注:カテゴリー1-5の特典について多くの質問をした。しかしどうしたわけか8月からそれらのカテゴリーがどうなるかについて質問をできなかった。上のロジックの通りでいくと、それらはカテゴリー4になる。しかし確認はできていない。)

 

Q:どのホテルがどのカテゴリーかはいつわかるか?
A:いくつかの例は数日後に公表される。多くのブランドについては4週間後に公表される予定

 

Q:トラベルパッケージは新ポイントでも購入可能か?
A:YES。マリオットはトラベルパッケージで多くのゲストが価値を得ていることを知っている。ゲストが好むことを取り去ることはしない。

 

Q:トラベルパッケージは今と同じ価値でエアラインマイルに変換が可能なのか?
A:ほぼ同じになるが全く同じにはならない。現在マリオットは取得したいエアラインマイルの種別に応じて多くの異なるトラベルパッケージの変換表をもっている。新プログラムではすべての航空会社ではないができるだけ一本化していきたい。

 

その他

Q:デルタ航空とユナイテッド航空のパートナーシップはどうなる?
A:ユナイテッド航空のパートナーシップは現在とほぼ同様となる。75宿泊エリートステータスでユナイテッドシルバーとなる。デルタ航空のパートナーシップについては現在も協議中
(訳注:デルタに関してはうまく訳せませんでした。”The Delta partnership is still being worked out. “)

 

Q:マリオットの友達紹介プログラムは続くのか?
A:YES

 

以上です。SPGアメックスユーザーの8/1からのステータスが気になるところですね。

ここの和訳がおかしい!というところがありましたらご指摘くださると助かります。

 

 

 

 

【SFC修行】PP単価3.49で那覇ー羽田路線に搭乗する方法

先日の羽田―那覇の単純タッチ修行にてなんとPP単価3.49となるSFC修行を体験してきました!

狙ってできることは少ないですが、同じような状況になった場合は積極的に狙うのもアリかと思います。

PP単価3.49を実現した具体的な方法について解説します。

SFC修行についてのおさらい

ANAのSuperFlyersCard(SFC)を取得することを目的に飛行機に乗りまくるSFC修行と呼ばれる趣味があります。

そのSFC修行をする修行僧/尼が気にする数値としてPP単価と呼ばれる数字があります。

SFC取得のために1年間でプレミアムポイント(PP)とよばれるポイントを50,000ポイント稼ぐ必要があり、このPPを幾らの費用で取得したかを表す数値です。

PP単価は以下の計算で求められます。

(航空券取得のための費用)/(取得したPP)=(PP単価)

修行先で宿泊した場合などの宿泊費や空港までの交通費を費用に含める人もいますがメジャーなのは航空券の費用で計算する方法です。

今回は具体的にどのような計算式になったかというと以下の計算式になります。

9,990 / 2,860 = 3.493…

1000分の1の位を四捨五入してPP単価3.49となります。

修行準備編

今回の修行は1月下旬に実施を決定しました。

1月に発表されたANAの4月~9月期の運賃が想定よりもだいぶ値上がりしていたために急遽3月中に修行フライトを追加することを決定したのです。

平日でプレミアム旅割28で安く羽田―那覇間を往復できる日程を探してチケットをスカイコインにて購入しました。

プレミアム旅割28で購入したので往復ともに24,990円分でした。

ん?さっきは9,990円で計算していた?そのあたりのからくりは後ほど解説します!

修行当日編

さて、いよいよ修行当日を迎えます。

往路は羽田を13:15出発なので昼前には羽田に到着しました。

羽田で到着した際のツイート

お気に入りのずんだシェイクでパチリ。

ツイートにもありますが、当日は結構な雨で夜に強くなるという天気予報だったため、予定通り羽田に戻ってこれるか不安な出発となります。

ちなみに、この時普通に家から傘を持ってきていたのですが傘は普通に機内持ち込みできるんですね。

沖縄日帰りでついいつもその辺に出かけるつもりの格好で出てきたため、傘を持ってきてしまいましたが傘は預ける必要があるのかわからずにググったところ問題なく持ち込めると書いてありました。

オンラインチェックイン済みでチェックインする必要はなかったのですが、念のためプレミアムチェックインでチェックインしてその時におねーさんに確認したところやはり持ち込みで大丈夫だとのことだったので安心して傘を持ち込みました。

往路は特に問題なく那覇に到着し、事前に調べていたステーキを食べたりとつかの間の那覇を楽しみます。

とはいえそんなにゆっくり観光する時間もなくステーキを食べ終わったら即那覇空港にトンボ返りです。

那覇空港でお土産を買ってプレミアムチェックインカウンターでチェックインします。

前に一組いましたが、すぐに案内されました。

グラウンドスタッフの方がちょっと難しい顔をしながらしばらくカタカタと端末と格闘したのちに以下のことを告げられました。

  1. 搭乗予定の便の羽田発が遅れたため、自分が搭乗予定の羽田行きは確実に遅れが出る。
  2. 那覇発の便も出発が遅れているが、もう少ししたら出発する便があるのでそちらに振り替え可能。ただし、プレミアムクラスは開いていないために普通席となる。
  3. 普通席でよい場合は差額を返還する。マイルやプレミアムポイントはプレミアムクラス搭乗時と同じだけ獲得可能。
  4. 差額はすぐに出せないので後日返金する。マイルやプレミアムポイントがつくのは1か月後くらいになる。

1を聞いた時には「やっべー、明日会社なのにどうしよう」と思っていましたが、3を聞いた時に「お?これはPP単価的にすごいことになるのでは?」と考えていました。

普通席での前の便への振り替えを了承し、隣が開いている席を選ばせてもらって搭乗口へ。ラウンジも利用できなくなりますが時間もないので問題なし。

そして羽田行きの便はまもなく那覇空港を飛び立ち22時過ぎに羽田空港に到着しました。

当初予定では那覇ー羽田の最終便を予定していたため1時間近く早い羽田空港着となり無事に家まで帰ることができました。

最終PP単価計算

修行が終わりしばらくしてスカイコインでの払い戻しが行われました。

幾ら払い戻されたのかを見てみましょう。

払い戻しは15,000ポイントなので15,000円分ですね。

それでは最終的なPP単価がいくらになったのかを計算します。

(24,990 ― 15,000)/ 2,860 = 3.493…

というわけでめでたくPP単価3.49でPPを2,860ポイント獲得となりました。

プレミアム旅割28の変更

今回ポイントとなったのはプレミアム旅割28で購入した航空券を普通席に変更したということです。

プレミアム旅割28は通常ですと変更はできません。

しかしプレミアム旅割28の説明ページには以下の記載があります。

遅延により振替がおこなわれて差額の払い戻しがあったというのは通常の運用となりますが、今回はマイル・プレミアムポイントとも通常のプレミアム旅割28と同じだけ積算されています。

なぜ今回マイル・プレミアムポイントが通常通りに付与されたのかはわかりませんが、チェックインカウンターのグラウンドスタッフの方があまり詳しくなくて何らかの操作誤りがあったというのが可能性が高いかもしれません。

UA特典航空券のINTOWみたいな例もありますしね。

もしも同じような体験をされた方がいらっしゃったらどのようになったかを教えていただけると嬉しいです。

まとめ

  • プレミアム旅割28予約時に悪天候等で遅延が発生している場合にチェックイン時に前の便の普通席に変更

状況的に確実にそうなるかは少し怪しい部分がありますが、PP単価3.49で那覇―羽田間に搭乗できるのは大きいので遅延発生時などにチャレンジしてみるのも手ではないでしょうか。

もちろん他の区間でも同様のパターンがありえますが、やはり獲得PP量が多い羽田―那覇路線でこれだけの低PP単価が実現できるとかなりお得ですね。

それでは!